ボーカルブース(防音室)を自宅に!


宅録派の皆さん。

 

ボーカルの録音や生楽器(フォークギターや管弦楽器など)の録音で困ったことはありませんか?

 

何が困るかと言えば、そう、音量です。

 

ボーカルの場合、VOCALOIDを使用されている方は問題ないと思いますが、自分やボーカリストを使って録音する場合、結構困りますよね。

 

スタジオにいって録音するにも高いし、予約取るのも面倒だし、かと言って自宅で録音するには、近所の迷惑になるのでは?なんて考えて、ついつい遠慮がちに歌ったりして・・・、これでは良い歌も台無しですよね。

 

日本の場合、特に都市部に住んでいる場合は、ボーカル録音が宅録においては非常にネックになります。

 

私もこれで何年も悩まされてきました。

 

そこで、今回、ついに自宅にボーカルブースとして防音室を買おう!と思い立ちました。

防音室 高っ!

防音室/ボーカルブースっていくらくらいするんだろう?と思い、ネットで色々調べて見たんです。

 

すると、

 

「高っ!!」

 

小さいものでも新品で100万円とか200万円するではないか!?
中古でどんなに安くても30万円くらいからで、通常でも50万円、60万円平気でする・・・。

 

この時点で絶対購入は無理だと思いました。

 

正直、この程度の小部屋(ボックス)が数百万円って、何となく高すぎるような気がしますし、素人的に言うと、少しくらい音漏れがしても良い、ダダ漏れが防げれば良い、と考えていて、恐らくは多くのアマチュア音楽家が同じような思いでいるに違いない、そうだ、自作している人が必ずいるはずではないか!と思ってネットで調べてみました。

 

すると、やはり多くの方が自作で防音室を作っていたのですね。考えることは皆同じだなーと感心しつつ、それ以降、様々なサイトを参考にさせて頂いたわけです。

安いものもあるけれど・・・

最近では、10万円を切る値段で「防音室」が売られるようになってきました。

 

しかし、サイズが小さかったり、「本当に大声で歌う歌声をある程度遮断してくれるのか」といった点が気になったりで、なかなかドンピシャで「これだ!」というものもありませんでした。

 

仮に、10万円で購入して、「違った!」なんてことがあれば、数百万円からだいぶ下がった10万円とは言え、相当痛いですよね。

 

10万円であれば、自作してもそのくらいかかるか、もしかするともっと安く収まるかも知れず、それであればやっぱり自作したほうがいいや、ということになりました。

というわけで「防音室」を自作してみました

かなり本格的に、とは言え、手を抜くところは抜きつつ、自宅に防音室を作ってしまいました。

 

ここでは、その全工程を詳細にご紹介します。

 

他サイトで紹介されているものは、私もかなりお世話になりましたが、以外と詳細な部分を説明してなくて、困った覚えがあります。

 

ここでは、他ではあまり紹介されていない「おすすめするビス」や「のこぎり」であったり、
「重さに関する考察」などを含めて、200枚以上の写真とともに、詳細に説明していますので、是非、参考にしてみてください。

 

DIY素人の私が、四苦八苦しながら、6か月かけて作成したものですので、素人ならではの視点が、他の皆様に役立つかも知れません。

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