失敗から学ぶ:常に「完成形」を想像しなが進作業しましょう!
ここで、一つ失敗談をご披露します。
失敗例から学ぶことも多いと思いますので、是非、皆さんも、こんな間違いや見落としをしないよう、ご参考になればと思います。
この失敗のお陰で少し要領を得て、多少は後の作業のための勘を掴むことができたような気がしますが、作業時間はもったいなかったですね。
皆様も同じ失敗をせぬよう、常に全体観を持って作業するよう、気を付けて下さいね。
土台の枠組み
<底の土台>
まず、2×4(ツーバイフォー)の木材で枠組みを作りります。この時、高さを少しでも稼ごうと、2×4の「4」の方を立てるようにして組み立てました。
高さを稼げばそれだけ下への音の振動・漏れは少なくなるだろうと考えてのことでした。
しかし、これが失敗の始まりなのですた・・・。
失敗の元1
<2×4材の4インチが縦になるようにしている>
この作業では、木材同士を離れないようL字金具で留めていますが、見て分かるように、2×4材の4インチ側が縦になるように土台を作っています。
少しでも高さを確保したかったためです。
これが後工程にどう影響するのか、全く考えていませんでした。底が高ければ高い方が良い、という「部分」だけを見て、全体観を見失ったしまった良い例です。
<内側も留める>
更に内側もL字金具で止めていきます。(ご丁寧に。失敗なのに!)
底板を置く
<底板を乗せたところ>
底の部分となる板を上に乗せます。まだくっつけません。
幅が足りないので、大きい板と細長い板をくっつけています。
遮音シートを貼り付ける
<遮音シートを貼る>
遮音シートを貼りつけます。
<ひっくり返す>
ひっくり返して、2枚の板をI字金具で留めます。
更に、ビスで土台とくっつけます。
失敗の元2:ロックウールを埋め込む
<ロックルールを敷き詰める>
全体をくるっとひっくり返して、隙間にロックルールを敷き詰めて行きます。
ここで使用したのは、厚さ10pのロックルールです。
これも、「とにかく厚ければ厚いほど良い!」という考えから、全体を見ずに、10pという分厚いロックルールを選んだんですが、結局、これを取りやめて薄いロックルールと交換することになりました。
(失敗なのに!!知らないで一生懸命組み立てて行く自分が可愛くなってきますね)
失敗の元3:石膏ボードでカバーする
<石膏ボードを上からかぶせる>
タイトルのままの作業ですが、これが「失敗の元」の2つ目です。
とにかく、分厚くすることだけを考えていたので、
板+石膏ボード+板
という構造にしています。
しかし、石膏ボードを入れると、それだけ遮音性は高まりそうですが、高さも食ってしまいます。
後で計画変更した際、石膏ボードは外すことにしました。
底の部分の上側
<板を貼り付ける>
更にその上から板を貼りつけます。
ここでも、180p×90pの板では幅が足りないので、細長く切った板をくっつけています。
ふー、やれやれ底が完成した〜、わりと簡単だな、なんて思っていた幸せな時期でした・・・。
大どんでん返し
やれやれ、なんて思っていたら、な、な、なんと上に照明器具がついてるではないか!
<見落としていた照明>
これを見落としていたとは、なんて自分は計画性がないんだろう、と反省と絶望(いい過ぎか)のひと時を過ごしてしまいました。
これがあると計画していた高さでは収まりません。
高さを抑えて少し低くしようかとも悩みましたが、板もユニディでカットしてしてもらっていたし、何より室内の高さを妥協したくはなかったので、それはやめました。
<照明器具のカバーを外すことに>
結局、室内電気のカバーを外し、土台を低くすることに。これで何とか計画した高さで収まりそうです。
あわれ・・・
教訓
ここで私は、「壁も底も出来るだけ厚くするのが良い」という思いで、そこだけに集中して全体が見えていませんでした。
そして何より、、底を作った後の影響を考えていなかった、という点が失敗の元でした。
常に完成形(全体像)を念頭に、一つの部分が完成したら、全体にどう影響を与えるのか?を考えながら作業しましょう!
この後、どこをどう変更したのか、「底を作る(成功編)」と見比べて下さい。
こういった急遽の変更も、臨機応変に対応していきましょう!