重量対策:床を保護しよう!
防音室には多くの板や石膏ボードを使用しますので、その重さはかなりのものになります。
(重さに関しては、「重量に関する考察」を参照)
そこで、防音室を設置する場所を決めた後は、適切な下準備を床に施す必要があります。
下準備は、2つの意味で必要です。
1.床を傷付けないための保護
2.重さ対策
ここでは、1.床を傷つけないための保護に関して、私が施した具体的な対策をご紹介します。
防音室の設置場所を決める
まずは、防音室の設置場所を決定しましょう。
概ね、設置場所に関しては、あまり悩みはなく、「ここがいい!」というものを持っている場合が多いと思います。
・計画したサイズの防音室が収まること
・他の邪魔にならないこと
の2点を考えて設置場所を決定します。
私の場合は、約5畳の部屋の真ん中あたりの壁際に防音室を組み立てていくことにしました。
<設置部屋を入口から見たところ>
部屋を入って、右奥に作業机があり、左奥に収納スペースがあるので、必然的にこの場所になりました。
但し、右奥の作業机については、後から動かす可能性もあるので、防音室も同時に動かせるようにしようと考え、防音室の底の部分に、既にご紹介したキャスターを取り付けて、動かせるようにしました。
防音室を作っていく作業に関して、今になって思えば、面倒でも最初にこの作業机を部屋の外に出してから作業をすべきでした。
狭いスペース中での作業はかなり困難ですので、なるべく作業スペースは広めに取ったほうが絶対に良いです。
<組み立てる場所>
もしかしたら、数年は見ることがなくなる床です。丁寧に掃除をしてきれいにしておきます。
床を保護する
床の上に数百キロにもなろうかという防音室を直接設置するのは、傷を付けてしまう可能性がありますので保護します。
<保護方法を思案中>
取り敢えず、ユニディにコルクでできたシート(30cm×45cm、厚さ3mm)が売っていたので、これを敷き詰めていこうと思います。
更に、家に余っていたジョイントマット(30cm×30cm、厚さ8mm)を敷き詰めようかどうか迷っているところです。
色々と実際使用する物を置きながら考えていきます。
<コルクシートを敷く>
まずは、コルクシートは敷くことを決定していたので一旦敷き詰め、ガムテープで離れないよう固定します。
<防音マットを敷く>
ここで、色々とウェブを調べていたら、床を伝って下の階に音が伝わる、といった内容の記事を見たので、急遽防音マット(91cm×45.5cm、厚さ1cm、6枚組)を購入。
これをコルクシートの上に敷き詰めて、ガムテープで離れないよう固定していきます。
音は、空気を振動させて伝わると同時に、床や壁などの物を振動させて伝わる側面があるそうで、これが結構うるさく聞こえるようです。
この上から更にジョイントマットを敷こうか迷いましたが、もういいだろう、と考えやめました。
以上で、床の準備は完了です。
重さ対策については、次の「重量に関する考察」のところでご紹介します。